シロアリの被害を防ぐためには、事前に発生しないように行う予防・発生した際の駆除とその後の予防、それぞれ適切な施工方法と信頼性の高い薬剤を使用することが重要です。
本記事では、シロアリ対策の基本となる施工方法と、それぞれで使用される薬剤の種類について解説します。
シロアリ対策(防除)には大きく分けて以下の3種類があります。
新築時の予防処理:
建築時にシロアリが発生しないよう事前に対策を行う処理。
既存住宅の予防処理:
すでに建っている住宅にシロアリが侵入しないようにする処理。
既存住宅の駆除および予防処理:
シロアリが発生した際に駆除を行い、同時に今後の被害を防ぐための処理。
予防的な処理は、家の基礎や土壌に薬剤を処理し、シロアリが住みつきにくい環境を作ります。
すでに発生して被害を及ぼしている際には、薬剤や毒エサなどを使ってシロアリを駆除するほか、被害箇所を特定してシロアリを巣ごと取り除いて退治し、同時に再発を防ぐための予防も行います。そのほか必要に応じて、家屋の修繕なども行います。
予防・駆除どちらの処理も定期的な再施工が必要であり、一般的には5年ごとの管理が推奨されています。
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床下木部(大引、土台、床束など)に薬剤(木部処理剤)を吹き付け処理か、刷毛等での塗布処理、また必要に応じて被害箇所にドリルで穴を開け、薬剤を注入する穿孔注入処理を行います。
新築建物の木部処理は、通常、地面から1mまでの部材、浴室回り部材、洗面所や台所等の水回り部分の木材を処理します。また,木口、切り欠き、ボルト穴、仕口、接合部、コンクリート接触面等は特に入念な処理を行います。
▶︎使用される薬剤例:
※木部処理ではホウ素系の薬剤が主にネットなどで紹介されているのを見かけますが、薬剤の認定をおこなう公益社団法人日本しろあり対策協会では、ホウ素系の薬剤について性能の観点から留意すべき事項があるということで認定していません。
建築物の基礎に囲まれた床下の土壌やコンクリート面を対象に、特に基礎、束石及び配管類の立ち上がり部分を中心として、侵入経路を遮断するように土壌処理剤を散布します。
広範囲に効果を発揮しやすく、効果が持続しやすい特徴があります。
▶︎使用される薬剤例:
シロアリの巣全体を駆除するため、毒餌(ベイト剤)を設置します。ベイト工法のコンセプトはIPM(総合的害虫管理)の理念に沿ったもので、レスケミカル(少量 の薬剤)によって薬剤の環境負荷を低減するシステムです。
従来工法の約千分の一という少量の薬剤を使い、しかもその薬剤が環境へ流失しない閉鎖系のシステムのため環境や人体への影響が少なく、特に安全性を重視する場合に適しています。
▶︎使用される薬剤例:
泡状の薬剤を床下全体に充満させる工法で、狭い空間にも薬剤が行き渡らせることができ、短時間で広範囲を処理することが可能です。
▶︎使用される薬剤例:
新築時と既存住宅での施工方法の違い
【新築の場合】 新築の建物では、基礎工事の段階で土壌処理工法を施し、シロアリの侵入を未然に防ぎます。また、木部処理を併用することでさらに耐久性を高めることができます。 【既存住宅の場合】 既存の住宅では、すでに建物が完成しているため、床下や壁内の木材への薬剤処理が中心になります。シロアリがすでに発生している場合には、駆除と予防を同時に行います。
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特に小さなお子さんやお年寄り、またペットなどがいるご家庭では、シロアリ対策(防除)に使用する薬剤が安全なのかはとても気になるポイント。
シロアリ防除に使用される薬剤は、公益社団法人日本しろあり対策協会が定める基準に適合し、認定を受けたものが推奨されます。
認定薬剤は、人体やペットへの影響を最小限に抑えつつ、高い駆除・予防効果が認められています。信頼できる施工業者を選ぶ際には、必ず認定薬剤を使用しているか確認しましょう。
しろあり防除には、予防・駆除・維持管理といったさまざまな方法があります。
使用する薬剤にも種類があり、建物の状況に応じて適切な施工を選択することが重要です。シロアリ被害を防ぐためにも、信頼できる業者に相談し、適切な対策を講じることをおすすめします。
「シロアリを見つけたから」といって、知識なしに市販の薬剤で自己処理しようとするのはとても危険で、対策を誤るとシロアリが別の場所へ逃げて被害が拡大する可能性があります。
✔ 家の状況に合わせた最適な施工ができる
✔ 長期的に効果のある対策を実施できる
✔ 不要な薬剤使用を避け、安全性を確保できる
シロアリ対策に関するご相談は、関東しろあり対策協会までお気軽にお問い合わせください!適切な対策方法をアドバイスし、信頼できる専門業者をご紹介します。
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